都立善福寺公園（杉並区善福寺3）とその周辺で11月3日から、国際野外アート展「トロールの森2014」が開催される。
　今年で13回目を迎える同イベント。今年のテーマは「ニジムリズム」。同実行委員会によると「ニジ」には7色だけではなく、たくさんの色の階調が存在しており、自由な発想や表現をもった新しい作家が参加することで、緑多き公園が独自の色をもった魅力的なアート作品と風景が絡み合う場になるはずだという。
　園内でのインスタレーション、アート作品展示、ワークショップ、アーティストと共に歩く作品鑑賞会のほか、期間中の日曜・祝日を中心に、ステージでの舞踏やマイム、ダンス、芝居などのパフォーマンスも行う。
　トロールの森の期間限定のオープンカフェもオープンし、自然と芸術がコラボレーションする空間でゆったりとした時間が過ごせる。
　「雨上がりに架かる虹のように、短い期間ながらアート作品や一度きりのパフォーミングアートとの出会いが、普段は美術と関わりのない人たちや地域ともっと絡み合い、関係性が『ニジ（にじ）む』ようなきっかけになることを目指し展開していく」と同実行委員会担当者は話す。
　11月23日まで。

善福寺公園に展示された「トロールの森2013」のアート作品