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高円寺に古道具屋「新しい人」-独自通貨「こい券」で既存の価値観見直す

古道具屋「新しい人」の店頭

古道具屋「新しい人」の店頭

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 高円寺駅南口の長仙寺近くに11月1日、古道具店「新しい人」(杉並区高円寺南3)がオープンした。

片岡メリヤスさんの絵画(1万こい券)

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 世界各国の珍しい古道具やスニーカー、本、服などが並ぶ同店。独自通貨という「こい券」を採用しており、店内の価格は全て「こい券」表示。買い取りにも「こい券」が支払われる。「こい券」が使えるのは同店だけ。

 店主の小池さんは「既存の価値観を見直したい。基本的に何でも買い取るが、自分の独断で価格を付ける。あまり商売とは思っていない」と話す。

 「こい券」は紙製で小池さんの直筆で作られているため、偽造は困難だというが、ゆくゆくは陶器や鉄で作りたいとも。同店では日本の通貨も使用可能で、現在のレートは1こい券=100円だという。

 同店で最も高額な商品はぬいぐるみ作家の片岡メリヤスさんによる絵画で、価格は1万こい券(100万円)。

 「ホームページやSNSアカウントなどは無いので直接来店してほしい」と小池さんは話す。

 営業時間は13時ごろ~20時ごろ。

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