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高円寺公式キャラ「サイケ・デリーさん」が「ほぼフリー素材」に 商店応援や地域活性につながれば

「ほぼフリー素材」となったサイケ・デリーさん

「ほぼフリー素材」となったサイケ・デリーさん

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 高円寺商店街連合の公式キャラクター「サイケ・デリーさん」のデザインが、8月25日から「ほぼフリー素材」となり、誰でも自由に使えるようになった。

サイケ・デリーさんイラスト

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 同キャラは2014(平成26)年、高円寺商店街連合キャラ募集で集まった890作品の中から、最終審査会でみうらじゅんさんが選んだキャラクター。2015(平成27)年4月に立体化され、高円寺内外のイベントに登場している。

 同キャラの著作権は高円寺商店街連合会と運営会社によって保護されているが、キャラクターや高円寺の商店街を毀損(きそん)する内容でないことなどを条件にした上で、デザインを誰もが自由に使えるようにした。商標利用や二次創作も許可し、ウェブに「ほぼフリー素材」として公開している。理由について担当者は「コロナ禍でも高円寺の商店街には人手があるように感じているが、閉店していく店もいくつもある。夜営業のみだった店もランチにテークアウトメニューの提供を始め、試行錯誤して皆頑張っている。そんな中『サイケ・デリーさんにできること』を考えたとき、店の販促物などにデリーさんを使ってもらうことで少しでも集客などの力添えができればと思った」と話す。

 早速グッズを制作したのは、以前高円寺に住んでおり、サイケ・デリーさんのデビュー当時からのファンという、ロリータ・シンガー・ソングライターの有坂愛海(えみ)さん。自身のブランド「StrawberryWarS」のキャラクター「らぶちゃん」と同キャラが手をつなぐデザインで、Tシャツなどの販売を始めた。

 担当者は「高円寺の店の方だけでなく、さまざまな人にデリーさんのデザインを使ってもらうことで、よりキャラクターの周知ができ、高円寺のPRもできると思っている。デリーさん本人が登場してにぎわいをつくることが難しい昨今、地味ではあるが少しでも地域活性に貢献できることを考えて、これからも活動していければ」と話す。

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