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規模縮小の阿佐谷ジャズストリート2020が閉幕、クラファン実施で「未来につないでいければ」

今年の阿佐谷ジャズストリート、ストリート会場の様子

今年の阿佐谷ジャズストリート、ストリート会場の様子

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 阿佐谷ジャズストリート実行委員会が現在、クラウドファンディングを実施している。

パブリック会場で演奏する山下洋輔さん

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 「阿佐谷のまちをジャズで明るく楽しいまちに」をメインテーマに1995(平成7)年から毎年10月末に開催するイベント。JR阿佐ケ谷駅を中心に、街中がジャズの演奏会場となる。今年は10月23日・24日に、例年より会場や席数を減らすなどして開催した。ジャズピアニストの山下洋輔さんらが出演した、パブリック会場の演奏風景はユーチューブで無料生配信し、来場が困難な人も楽しめるようにした。アーカイブも随時公開している。

 実行委員長の渡辺功一さんは「このような状況ではあるが、『ジャズでエールを』を掲げて、無事に開催することができた。関わっていただいた全ての方々に感謝している。今回は入場数の大幅減少(通常の3分の1以下)や、コロナ禍での景気低迷による広告収入や協賛金の減少が、実行委員会の運営に大きな影響を及ぼしていることから、クラウドファンディングを実施し、未来につないでいきたいと考えている」と話す。

 プロジェクトの目標金額は200万円で、10月27日現在、82万4千円の支援金が集まり、82人が支援している。支援額は2,000円からで、3,000円で漫画家のラズウェル細木さん描き下ろしの缶バッジセット、5,000円で缶バッチセットとTシャツなど、オリジナルグッズのリターン品を用意する。

 31日には「Beans阿佐ヶ谷」(杉並区阿佐谷南3)「てくてメインエントランス」で、実行委員会によるクラウドファンディングPRとサポートを実施する。

 渡辺さんは「阿佐谷ジャズストリートのメンバーは、商店主やジャズ愛好家、主婦、会社員、区役所職員などで、みなボランティアでイベントを作り上げている。初めて実施した配信の経費や、コロナ禍の阿佐谷ジャズストリートの記録制作、来年の開催向けても費用が必要となる。多くのお力添えをいただければ」と呼び掛ける。

 クラウドファンディングは11月15日まで、31日のPRは15時~17時。山下洋輔さんの配信は10月31日まで、そのほかの出演者の映像は11月15日まで配信予定。

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