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地域の家庭と飲食店結ぶ「すぎなみこども弁当」 1食200円で提供、子育て支援で

「レクトサンドカフェ」の弁当のイメージ

「レクトサンドカフェ」の弁当のイメージ

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 「すぎなみこども弁当」が現在、高円寺の飲食店5店で提供されている。

長善寺での提供の様子

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 子育て家庭のために、1食200円で弁当を提供する取り組みで、「一般社団法人ハイコラ」が運営し、地域の家庭と飲食店を結ぶ。独立行政法人福祉医療機構の「子供の未来応援基金」による「新型コロナウイルス感染拡大への対応に伴う緊急支援の事業」で実施している。

 同法人の杉山めぐみさんは「新型コロナウイルス感染拡大のため、家族の在宅が増えたり、保護者の勤務状況が変わってしまったり、学校が休校になったりと、食事に関する負担も大きくなっている。感染の心配を抱えながら、小さい子を連れて買い物に出るのは精神的にも不安を抱えがち。病院や介護関係の仕事に就く保護者の方は激務の中、食事作り悩まれ、時間とのせめぎ合いの中、体力ギリギリで頑張っている。そんな日々を頑張る親子さんの助けになれないかと考えた」と話す。

 子供がいる家庭であれば誰でも注文できる。予約サイトで希望店舗と弁当の必要個数、アンケートを入力し、店で支払いし商品を受け取る。

 店舗は「レインボー高円寺」「豚豚(ツートン)高円寺」「レクトサンドカフェ」(以上、高円寺南3)、「魚き食堂」(高円寺南2)、「長善寺」(高円寺南2)。長善寺は不定期で提供する。

 杉山さんは「飲食店もコロナ禍で決して楽な状況では無い中、地域の子供達や子育て家庭のために、毎日栄養バランスの取れた温かい弁当を特別に作ってくれている。米を玄米にしてくれたり、栄養のために副菜に力を入れてくれたり、提供する時間に合わせて作ってくれたり、子供の笑顔のために頑張っている。毎日の食事に頭を悩ませているご家庭は、遠慮せずご利用いただければ」と呼び掛ける。

 2月末まで実施予定。

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