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杉並区、新型コロナワクチン集団接種開始 特殊詐欺防止キャンペーンも同時始動

防犯グッズを配布する田中良区長

防犯グッズを配布する田中良区長

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 杉並区は5月17日、65歳以上の高齢者への新型コロナワクチンの集団接種を開始し、「特殊詐欺防止キャンペーン」も始動させた。

桃井原っぱ公園仮設場の様子

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 新型コロナワクチン接種会場は現在5カ所で、桃井原っぱ公園仮設場(杉並区桃井3)、阿佐谷ワクチン接種特設会場(阿佐谷南)、旧若杉小体育館(天沼3)、立正佼成会法輪閣(和田2)、セシオン杉並(梅里1)。今後追加される接種会場も公表されている。65歳以上の区民にはクーポン券が発送され、電話かインターネットで予約ができるようになっている。

 区内での特殊詐欺被害件数は2020年度、148件と23区で3番目に多く、今後、新型コロナウイルスに便乗し詐欺も想定されることから、接種会場では区内3警察署(杉並署・高井戸署・荻窪署)と合同で、特殊詐欺防止キャンペーンを開始。注意喚起のチラシと、防犯グッズ「サギストッパー」を、合計1万個設置した。「サギストッパー」は電話の受話器に貼るステッカーで、受話器を持ち上げると内部のセンサーが作動し、「お金の話、カードの話は詐欺です。だまされないで。確認してください」と音声が流れる。

 17日、桃井原っぱ公園仮設会場に田中良区長と3警察署の署長が出向き、サギストッパーを直接配布し注意喚起を行った。

 防犯グッズとチラシを受け取った男性は「ワクチン予約代行詐欺が増えていると聞いている。気を付けているつもりでいるが、家族が詐欺と思われる電話を受けたこともあるので、早速防犯グッズを使ってみたい」と話した。

 キャンペーンは、65歳以上の高齢者に対する集団接種が終了するまで実施予定。

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