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高円寺ルックに「鉄板酒場チヨハチ」 「じゃぐら高円寺」姉妹店、新高円寺活性化へ

ユニフォームのアロハシャツを着るスタッフ

ユニフォームのアロハシャツを着るスタッフ

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 高円寺ルック商店街に「鉄板酒場チヨハチ」(杉並区高円寺南3、TEL 03-6314-2818)が6月27日、オープンする。

「鮭マヨネーズもんじゃ」を焼く千代田さん

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 お好み焼きやもんじゃ焼きをメインに数々の鉄板料理が楽しめる同店。同じルック商店街にあるラーメン店「じゃぐら高円寺」(高円寺南2)、青梅街道沿いのカラオケ店「アメリカ村」、漫画喫茶「COOL」(以上、梅里1)の姉妹店。同地で21年間営業していた洋食店「アルデンテ」跡に店を開いた。当初5月20日にオープンを予定していたが、緊急事態宣言のため延期し、約1カ月の準備期間を経ての開店となる。店名は、「千代に八千代に」やオーナーの千代田英司さんの名字に由来する。

 オープンのきっかけに千代田さんは「コロナ禍となり、緊急事態宣言中はカラオケ、漫画喫茶ともに休業し打撃を受けた。雇用は守りたいと何とか従業員を解雇せずやっていた。今後どうしようかと悩んでいるときに、アルデンテの店主が高齢で店を引退することになり、物件を引き継いで店をやらないかと声を掛けてもらった。雇用を増やすためにも新店を開こうと決意し、従業員に相談すると皆喜んでくれた。鉄板料理は、自分がもんじゃ焼きを作るのが得意だったこともあるし、テークアウトや冷凍販売にも対応できるし、この時代だからこそ楽しんでもらえるる料理だと思っている」と話す。

 千代田さんのお薦めは、サケ1尾が入る「鮭(さけ)マヨネーズもんじゃ」(1,408円)、海鮮や豚肉に薄焼きしたチーズを乗せるお好み焼き「チヨハチ天」(1,298円)など。ステーキやアヒージョなどのジャンルを問わない鉄板料理を用意する。ドリンクは、チューハイにビールの泡を乗せた「ビアチュー」(418円)がソース味との相性がよいという。同商店街を盛り上げたいと、アヒージョに添えるパンは隣店の「ブーランジェリール・リアン」から、スタッフのユニフォーム・アロハシャツは古着店「温故着新」から、それぞれ仕入れた。

 千代田さんは「グループ全店とも東京都の要請に従って営業している。営業時間短縮、酒提供の条件などもあり、行く先の見えない未来に新店舗を出すことは地獄ではあるが、何もせず地獄を待つより、明るい地獄を楽しんで頑張っていきたいと思っている。コミュニケーションが取りづらい時代ではあるが、鉄板を囲みながら、焼き時間にはゆっくりと会話を楽しんで、良いひとときを過ごしていただければ」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は、7月11日まで=11時30分~20時(まん延防止重点措置により時短営業)、7月12日から=17時~23時、土曜・日曜・祝日は24時まで。

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