荻窪駅北口の「ブックセンター荻窪」(杉並区天沼3)が1月12日、35年間の歴史に幕を閉じた。
荻窪駅北口にタウンセブンが建設されていたころに営業を始めたという同店。北口ロータリーの中央という好立地で、通勤や通学帰りに立ち寄る客も多かったという。
店員は「少し前に店内改装をしたばかりで、閉店の話は急で驚いた。たくさんの人から閉店を惜しむ声をかけられた」と話す。
日本著者販促センターによると、1999年に2万2296軒あった全国の書店数は、2014年には1万3943軒と減少している。出版不況やネット通販の普及などにより今後もさらに減少するといわれている。
同店隣には「ブックオフ」、北口方面ではルミネの「八重洲ブックセンター」、タウンセブンの「啓文堂書店」があり、その影響もあったものと思われる。