「和」をテーマに商店街全体を装飾する「ようこそpalの和づくし」が11月8日、高円寺パル商店街(杉並区高円寺南4)で始まった。
観光需要支援事業の一環として、日本の美意識を感じられる空間を演出し、地元商店街の魅力を広く発信する。鶴や亀などの縁起物をあしらった立体装飾3基や、ちょうちんによるライトアップでアーケードを華やかに彩る。
バナー装飾は、高円寺駅方面からは葛飾北斎「富嶽(ふがく)三十六景」をベースに、新高円寺方面からは歌川豊国などの人物画をベースに、それぞれ春夏秋冬の移り変わりをイメージしたデザインとなっているという。
11月16日には関連イベントとして、「和のおもてなし」をテーマにしたお茶会を「きもの工芸 大黒屋」前(高円寺南4)で開く。「ジュンマキ堂とニューパラダイスチンドン」のちんどんパフォーマンスや、翁家(おきなや)社中の太神楽(だいかぐら)の獅子舞披露もある。
パル商店街振興組合の谷岳明さんは「訪れる方々に日本の美を感じてもらえるような装飾とイベントを企画した。冬の高円寺で、ゆったりとした和の時間を楽しんでもらいたい」と話す。
お茶会は13時~16時。参加無料。定員は200人。装飾は来年2月6日まで。