高円寺周辺の飲食店200店舗以上が、英語メニューの設置を始めた。
日本語と英語を併記した指さし会話集、英語メニュー設置店マップ、同ステッカー
杉並区と産業団体、NPO法人等で形成された「中央線あるあるPROJECT」が区内への外国人観光客誘致のため、高円寺の飲食店に協力を呼び掛けて賛同した200店舗の英語メニューを作成。既に英語メニューを設置している店舗と合わせて221店舗を掲載した英語メニュー設置店マップも制作した。接客の際に役立ててもらうため、日本語と英語の例文を記載した指さし会話集も制作し、英語メニュー設置店に配布している。
英語メニュー設置店の店頭には「ENGLISH MENU」と書かれた円形のステッカーを掲示する。マップは設置店のほか、外国人が多く利用するホテルや杉並区交流協会などでも配布中だ。
同プロジェクト担当者は「まだ外国人観光客の増加を実感できない店舗からは協力を得られないこともあったが、設置に協力してもらった店舗からは実際に利用して役に立ったという声もある。今後、高円寺を始め杉並区には英語メニュー設置店がたくさんあると外国人の間で口コミで広がってほしい」と期待を込める。
同プロジェクトでは、高円寺に続き阿佐ヶ谷エリア200店舗での英語メニュー設置に向けて飲食店に協力を呼び掛けている。