高円寺の猫専門Tシャツブランド「猫中毒」(高円寺南3 、TEL 03-5305-1760) が猫好きで知られる江戸時代の浮世絵師・歌川国芳の「荷宝蔵壁のむだ書」(にたからぐらかべのむだがき)をモデルにした「むだ書き」Tシャツを販売する。
男性も着用できる猫のTシャツがコンセプトの同ブランド。東京高円寺阿波おどりをモチーフとしたものや、落語をモチーフにした作品などユニークなオリジナル猫Tシャツを販売している。
「図柄を忠実に再現し、猫好きのファンの要望にやっと応えることができた」と話すのは、猫中毒イラストレーターの梅里はなさん。
今回モチーフとなった「荷宝蔵壁のむだ書」(1847年)は天保の改革「質素倹約令」以降、浮世絵師が役者絵や美人画を描くことが禁止された時代に、歌川国芳が役者絵でなく落書きと主張した作品。猫は芝居に出てくる猫又という妖怪だ。
Tシャツの価格は3,248円。色はホワイト、アクアブルー、墨の3色。サイズはXS(160)~XLまで5種類。墨のみXXLも用意する。
梅里さんは「まるで赤塚不二夫先生のあのキャラクターのような猫をTシャツにしたかった。3色あるのでお気に入りの1枚を手にしていただけたら」と話す。
「むだ書き」Tシャツは、Under700ルック店、オンラインショップで購入できる。