高円寺の庚申通りに7月1日、沖縄発のジェラートカフェ店「TIDA」(ティーダ)(杉並区高円寺北2)がオープンした。
これまで沖縄県内の直売店や道の駅で持ち帰り専門で販売してきたという「TIDA」のカフェ1号店となる同店。イタリアから直輸入したマシンでつくるジェラートは、無香料無着色で体によいとされる沖縄産食材を使うなどこだわりを見せる。
店長の田中さんは「大学時代、沖縄に旅行したのがきっかけで沖縄の食や文化に興味を持った」と話す。
田中さんは3年間家具店に務めた後、兄と一緒に沖縄に移住。2年間ジェラート製造を学び、商店街の活気や人情味が気に入ったという庚申(こうしん)通りに店舗をオープンした。
ジェラートは16種類。価格は、ダブル430円、トリプル480円。50円追加で、マンゴー、ココナツ、パッションなどのプレミアムフレーバーが選べる。田中さんのお薦めは、パッションフルーツを少し加え、程よい酸味を出したという「完熟沖縄マンゴー」。テークアウトにも対応する。
ランチタイムは、4種の豆が入ったタコミートにサルサソースとサワークリームを混ぜて食べる「特製美らタコライス」(850円)などを提供する。
田中さんは「『TIDA』は沖縄の方言で太陽という意味。ティーダの恵みをたっぷり受けて育った食材は栄養たっぷりでおいしさ満点。心を込めてつくったジェラートを通じて、沖縄食材の良さを発見してもらえたら」と話す。
営業時間は平日=12時~20時30分、土曜・日曜・祝日=11時30分~20時30分。ランチライムは14時30分まで。