高円寺駅周辺のトランスボックス(地上機器)3基に7月30日、「阿波おどり」をモチーフにしたラッピングが施された。
徳島駅前で「真昼に楽しむ阿波おどり」 有名連など16公演(徳島経済新聞)
区と特定非営利法人東京高円寺阿波おどり振興協会が連携し、高円寺のデザイナー3人がデザインしたもの。
トランスボックスは、電力会社が管理している電線類を地中化するための箱型設備。2月に高円寺駅周辺のトランスボックス60基を調査したところ、18基への落書きが確認されたため、落書き防止や町の美観向上などを目的にラッピングを施した。
ラッピングは3~5年の耐久性があり、すでに導入されている新宿区歌舞伎町では落書きをされたケースはほぼない。一定期間でデザインの更新ができるため町の情報発信キャンバスと捉えられ、メリットも多い。
阿波おどり振興協会の冨澤さんは「トランスボックスをキャンバスと見立て、将来的には全国のデザイナーの門戸を広げる発表の場として提供し、高円寺の阿波おどりや町の魅力を知ってもらう機会になれば」と話す。