杉並アニメーションミュージアムで9月30日から、企画展「ちびまる子ちゃん展~ありがとう 放送25周年~」が開催される。
「ちびまる子ちゃん」は1986(和暦)年から少女向け月刊誌「りぼん」で連載が開始された、さくらももこさん原作の少女漫画。1970年代の日本を舞台に、小学3年生のさくらももこ(あだ名:まる子)の日常が、作者の体験を元に描かれている。
テレビアニメ「ちびまる子ちゃん」はコミックの人気を受け1990年からフジテレビ系で放送開始。懐かしさを感じさせる内容と個性的なキャラクターが繰り広げるコミカルなストーリーで人気となり、今では誰もが知る国民的アニメとなった。
映像展示ではアニメが制作される前に関係者向けに作られる短編の「パイロット映像」や、ちびまる子ちゃんができるまでの工程、歴代のオープニングやエンディング集などが流される。12月公開の新作劇場作品の情報もいち早く見ることができる。
まる子の祖父「友蔵」の特技ともいえる「心の俳句」を来場者が考えるイベントや、ちびまる子ちゃんが登場するグリーティングも用意。
同館の藤田さんは「今や誰でも知っているまるちゃんだが、展示を見てもらうと意外と知らないことが多いことにも気づくはず。あらためて『ちびまる子ちゃん』について知っていただき、もっと好きになってもらえる良い機会になれば」と話す。
開館時間は10時~18時。月曜休館(祝祭日の場合は翌日)。入館無料。1月24日まで。