高円寺で10月31日・11月1日、屋外コスプレイベント「中央線あるあるPROJECT　Presents　街コス＠高円寺フェス2015」が開催される。

伊東豊雄さんデザインの劇場、座高円寺内での撮影も楽しめる

　コスプレ姿で街中を歩き、撮影や食事が楽しめる同イベント。アニメ制作会社が多い杉並区ならではのイベントで、過去に阿佐ヶ谷で3回開催。外国人を含む100人以上のコスプレ-ヤーが参加した。高円寺での開催は初めてとなる。

　イベント参加者には専用のリストバンドを配布、世界的な建築家、伊東豊雄さんデザインの劇場、「座・高円寺」のロビーや、個人での撮影交渉が難しい個店やお寺、人気ゆるキャラとのツーショット写真など当日は多様な環境で撮影が楽しめる。

　両日、ルック商店街からPAL商店街を練り歩くコスプレパレードも開催。高円寺を代表するコスプレーヤーが闊歩（かっぽ）する。

　同日は中央線の隣駅、中野でも漫画・アニメ・ゲームの祭典「中野MAGfesta」が開催される。共に「サブカル」が街のカラーの一つでもある両地で、同じ日にコスプレパレードが開催されることが発覚し、イベント公式ツイッター上では愛憎まみれるバトルも展開された。

　「土日に中央線快速が止まらない高円寺駅にどうやって参加するんだ！？　行き方のわからない諸君は同日に中野で開催されている『MAGFesta』に参加しよう」という中野に対し、高円寺側は「高円寺フェスのエリアだから出口で迷わないし、駅構内を行き来できちゃう高円寺駅は初めての人に優しいんですよ、中野と違って」（以上原文ママ）などと反論。

　後にツイッターでのバトルは両者の戦略であったことが公表され、パレードの時間をずらすなど、コスプレーヤーが両方のイベントに参加できるよう情報交換をしているという。

　担当の加藤さんは「高円寺フェスで賑（にぎ）わう街中で高円寺のサブカル文化を拡散することができ、コスプレーヤーにも地域の良さを知ってもらえるはず。アニメの聖地になることも多い高円寺で、街の人と触れ合いながらコスプレを楽しんでいただけたら」と参加を呼び掛ける。

　開催は11時～17時。パレード開始は15時30分（予定）。参加費1,500円（更衣室、荷物保管場所付き）。高円寺フェスの募集ページからエントリーできる。