西荻窪に11月2日、薫製ビストロ「みつ志」(杉並区松庵3)がオープンした。
薫製料理をメーンとする同店は「素材、燻(けむり)、ひと仕事」の3つの志がコンセプトで、店名の由来でもある。チップ(木片)を5種類使用し、食材に合ったチップを使い温度や時間を研究して味を作り上げる。席数は8席。
「薫製をメーンにした理由は下積み時代に最も苦労し最も勉強したから。その奥深さは無限大」と話すのはオーナーの相原剛さん。10代からコックの見習いとしてフランス料理を学び、20代は街場のレストランやリゾートレストランで料理長を経験。30代からはデパートの総菜売り場で営業や商品開発、「日本橋たいめいけん」のブランド事業や駅ビル内総菜事業の商品企画から販売・運営までのコーディネートを手掛けた。客の反応を直接感じられることが自身の目指す場所だと感じ、同店を開いた。
相原さんのおすすめは「薫製5種盛り合わせ」(950円)、薫製塩を使った「香川県産オリーブ夢豚のポークステーキ」(1,450円)、「薫製たまごサンド」(500円)、薫製したナッツをトッピングする「キャラメルのアイスクリーム」(400円)。薫製料理と相性の良いワインやウイスキーも用意する。
相原さんは「中野から吉祥寺は飲食店のレベルが高いが、その中でも西荻窪は特にお客さんの目や舌が肥えていると感じている。きっと薫製というコンセプトに対して正面から受け止めてくれる街。小さなお店だが、薫製に少しでも興味がある方、苦手な方、好きな方もお気に入りの一品を見つけていただけたら」と来店を呼び掛ける。
営業時間は17時~23時。火曜定休