谷川俊太郎さんと子どもたちが「いじめ」を考える詩集

「詩の授業」を行う田中さん

「詩の授業」を行う田中さん

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 童話屋(杉並区成田西2)は7月23日、詩集「いじめっこ いじめられっこ 谷川俊太郎と子どもたち」を刊行する。

各地の小学校に出向いての「詩の授業」

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 同詩集は詩人の谷川俊太郎さんが「いじめ」を題材に詩を書き、朝日小学生新聞と朝日中学生ウイークリーで発表した連載をまとめたもの。読者の小中学生から募ったいじめの詩も同時掲載するという。

 同連載は、童話屋社長の田中和雄さん、谷川さんや小学校教員による「いじめさよなら会議」に朝日小学生新聞と朝日中学生ウイークリーの編集者が加わり企画した。

 田中さんによると、各地の小学校に出向いて「詩の授業」を行ってきたが、子どもたちの話に耳を傾けるなかで、いじめが学校でいかに大きな問題になっているかを実感した。谷川さんや小学校の教員に賛同してもらい、『いじめさよなら会議』という夢の企画団体が生まれたという。

 「詩の力で『いじめ』に何ができるかはわからない。でも、まずは子どもたちが秘めている『いじめ』を、詩という文芸の世界で吐き出してもらう。この連載と詩集を皮切りに、日本の全国で、いじめさよなら運動が始まれば」と期待を寄せる。

 価格は「子どもたちのこづかいでも買える」300円(税抜き)。

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