阿佐ヶ谷の中杉通りに1月10日、欧風カレー店「スパイス・ラボ」(杉並区阿佐ヶ谷北1)がオープンした。
「カレー綱・普通目・日常科・おいしい属」をコンセプトにした同店は、「研究所」をテーマにし、「いつもと違った発見をしてもらいたい」という思いが込められる。
店内は席数18席でシンプルな内装だが、看板キャラクターでカレースパイスの「クミン」から名付けられた「久民子ちゃん」が壁面に描かれている。同キャラは白衣を着用し、研究員の一人として店に勤めている設定だ。
「とにかくカレーが好きだった。阿佐ヶ谷はインドカレー店が多く、普通のカレー店はココイチくらい。いつでもおいしく食べられる『普通カレー店』をやりたいと思った」と話すのは、店長で「所長」の三井さん。三井さんは阿佐ヶ谷生まれ阿佐ヶ谷育ちで、大手出版社で副編集長として務めていた。当時まだ何もめどはたっていなかったが、「カレー屋をやるので退職する」と言って編集者を辞めたという。3年間休業後、カレー店でのアルバイト経験を経てオープンに至った。
カレー(650円)は甘口・辛口から選びトッピングは客自らが選ぶ。おすすめは手作りするマッシュポテト(100円)や、アボカド(200円)とチーズ(100円)、素揚げ野菜盛り(300円)も彩りが良く人気だ。
三井さんは「まだまだ研究中で、今後さらによい成果を発表していきたい。いつも発見のある、おいしい普通のカレーを提供したい。テークアウトもできるので気軽に遊びにきてもらえたら」と笑顔で話す。
営業時間は平日ランチタイム11時30分~14時30分。デイナータイム17時30分~21時30分。木曜定休。