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高円寺にスパイス特徴のカレー店続々 「日本のインド」に近づく

ピピネラのスリランカプレート

ピピネラのスリランカプレート

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 高円寺にスパイスが特徴のカレー店が増え、「カレーの街」として注目が集まっている。

妄想インドカレーbyネグラの合掛けプレート

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 かつて高円寺に住んでいたというみうらじゅんさんの「高円寺は日本インド」という言葉が知られているが、カレー店には由来しない。2010年ごろまでJR高円寺駅前にあった大きな噴水で、酒に酔った若者が水浴びをしていたさまをガンジス川の人々に例えたことや、水浴びでぬれた服の着替えを、アジア雑貨店「むげん堂」で購入していた様子、街の雑多な雰囲気をインドに例えたことなどから呼ぶようになったという。

 カレー店出店ラッシュは、今年に入ってから。「妄想インドカレーbyネグラ」(高円寺南4)、「インド富士子」(高円寺南3)や、3月24日オープンのスリランカ料理「ピピネラ」(高円寺南4)など、一般的なカレーとは違った、スパイスを調合して作る料理店が続々とオープンした。3店に共通するのはナンではなく米と一緒に味わうカレーで、トッピングされる副菜を混ぜて食べることで味の変化が楽しめるもの。メニューが日替わりなことも特徴だ。

 高円寺に開業した理由として、「ピピネラ」のタケイさんは「『高円寺』のお寺がすごく好きで、高円寺の並びにお店を出したかった」と話す。「本当はインドに行きたかったけど、スリランカに呼ばれて行くことになって、スリランカ料理を学んだ。スリランカ料理に合うワインなど、お酒もこだわって用意しているので、両方楽しんでもらえれば」と来店を呼び掛ける。

 ネグラの大澤さんは「インドやカレーのキャラクターにも見える高円寺のきもキャラ『サイケ・デリーさん』が活躍していることもそうだし、ちょっと変わっている、新しいモノに興味を示してくれる人が多い街。だからこそ高円寺に出店したくなる人も多いのでは。みんなのイメージする『高円寺は日本インド』に近づけるべく『カレーの街高円寺』として盛り上げていけたら」と話す。

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