杉並アニメーションミュージアム(杉並区上荻3、TEL:03-3396-1510)で7月16日から、「アニメ制作会社スタジオゼロ展 トキワ荘マンガ家たちのアニメの仕事」が開催される。
同スタジオは、かつてトキワ荘というアパートで漫画を描いていた若者たち、藤子・F・不二雄、藤子不二雄(A)、石ノ森章太郎、つのだじろう、赤塚不二夫らがそれぞれの道を歩き始めた後、再び集まって作ったアニメーション企画・制作会社。
同企画展は、スタジオゼロの活動を、創立メンバーの一人である杉並アニメーションミュージアムの館長・鈴木伸一さんが語る解説パネルのほか、活動年表、スタジオゼロに残っていたシナリオや絵コンテなどの制作資料、スタジオゼロ創設当時の若かりしメンバーたちや新宿・十二社の市川ビル時代の仕事風景といった貴重な写真、モノクロ版パーマンのオープニングなど貴重な映像も上映する。
担当者の藤田さんによると、今では日本を代表する漫画家が実は若いころにアニメ制作会社を作っていたこと、一大ブームを巻き起こした「オバケのQ太郎」も、この会社がなければ世に出ていなかったかもしれないことなど、アニメを楽しむだけでなく、貴重な漫画史、アニメ史を知ることができるという。
同企画展に関連して、鈴木さんがアニメキャラクターの描き方を教える「鈴木館長のお絵かき教室」も開催予定。
営業時間は10時~18時。月曜休館。入場無料。10月26日まで。