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杉並の外国人「日本語スピーチ大会」 発信者からのメッセージ届けば

登壇したネパール人の小学生(昨年の様子)

登壇したネパール人の小学生(昨年の様子)

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 座・高円寺2(杉並区高円寺北2)で3月4日、「第14回 日本語スピーチ大会」が開催される。主催は杉並区交流協会。

昨年は8カ国、11人が参加した同大会

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 区内在住か通学、通勤する外国人が日本に住んで体験したことや驚いたこと、自国とは違うことなどを日本語で発表する同大会。参加、観覧者との相互理解を図ることや、在住外国人の日本語能力の向上の機会をつくるために開催し表彰も行う。

 審査は区のロータリークラブや、ユネスコ協会などが行い、スピーチのテーマや内容、構成、言語能力、発表態度、滞在年数を審査基準としている。賞は最優秀賞、優秀賞、審査員特別賞など。

 昨年は約100人の聴衆を前に、8カ国、11人が各5分のスピーチを行った。最優秀賞は「スマホは人々をかえている」をテーマにスピーチを行ったモンゴル出身の大学生、バトゥナサン ガンバドゥラハさん。ガンバドゥラハさんは10年以上前に日本に旅行で訪れた際に感じた、日本人の読書をする習慣が大変気に入っていたといい、留学生として来日した2014年には公共交通機関でスマートフォンを見つめる人ばかりになっていたことが残念だったと語り、スマホの魅力にはまらず、日本人の貴重な習慣を回復させるべきだと述べたという。そのほかには、「ゴミ箱がないのにゴミが少ないのが良い」など、ゴミに関する題材について話す人が多かったという。

 同協会は現在、発表者となる外国人と当日の観覧者を募集している。同協会は、「外国の方の日本語スピーチに関心がある方など、たくさんの方にメッセージを聞いていただけたら」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は13時30分~17時。発表者、観覧者の申込は同協会ホームページで受け付けている。発表者の申し込みは1月20日まで。

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