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阿佐ヶ谷で「新戦艦大和」展 「宇宙戦艦ヤマト」の元ネタ、300ページ復刻版試読も

梶原一騎氏が団哲也氏とタッグを組んだ漫画「新戦艦大和」
©梶原一騎・吉田郁也・団鉄也/1961-1964

梶原一騎氏が団哲也氏とタッグを組んだ漫画「新戦艦大和」 ©梶原一騎・吉田郁也・団鉄也/1961-1964

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 阿佐ヶ谷の「キャラクター・ファクトリー」(杉並区阿佐谷南2)で8月15日から、「新戦艦大和 試読会+復刻グラフィック展」が開催される。

漫画「新戦艦大和」の一部 ©梶原一騎・吉田郁也・団鉄也/1961-1964

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 「宇宙戦艦ヤマト」の元ネタという、梶原一騎のSF戦記小説と漫画「新戦艦大和」(1961~1964)の「小説版300ページ」、「漫画版300ページ」の復刻版の試読会とパネルアートを展示する同イベント。6月に「チーパズギャラリー」(銀座)で開催し、反響が多く2回目の開催となる。

 「新戦艦大和」は梶原が25歳ごろに創案したもので、集英社「日の丸」誌で小説(1961年~1963年)、少年画報社「少年画報」誌では漫画(1963年~1964年)が連載された。1974(昭和49)年の「宇宙戦艦ヤマト」より13年早く、旧日本海軍の「戦艦大和」をよみがえらせ空へ飛ばし、海中に潜航させた作品。梶原氏は後に「巨人の星」や「あしたのジョー」、「タイガーマスク」などの漫画原作者として一世を風靡(ふうび)。1987(昭和62)年50歳で逝去した。

 展示では梶原の奇想に感嘆した、フォロワーアーティストが寄せたトリビュートアートやミニチュア模型、オリジナル版挿絵画家の吉田郁也さんが描き起こした作品も展示する。

 担当の茅根さんは「この機会に、平成の世によみがえった幻の名作を御覧いただければ」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は13時~20時。入場無料。9月4日まで。

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