高円寺にギャラリー、カフェ、タフティングスタジオが併設された「Maniac Artist Port(マニアックアーティストポート、通称:マップ)」が、2024年6月1日に誕生した。
「アーティストやクリエイターが行き交う港」をイメージしたというM.A.P.は、20年間にわたり営業していたレディース古着店「daidai」の跡地を改装して作られた。表から見ると、年季の入った古民家の中に突如現れる、スタイリッシュな外観が目を引く。
入口付近はギャラリースペース。企画展をはじめ、レンタル貸しもしている。
カフェカウンターの奥に併設された、タフティングスペース。同時に3名が体験できる。
奥にはグリーンが並ぶテラスも。ドリンクを持ってひと休みもできる。
タフティングは「タフティングガン」と呼ばれる専用の機械を使って布地に毛糸を打ち込み、ラグを作ることができる織物の一種。アメリカや韓国をはじめ海外で人気が高く、日本でもラグだけでなく、ミラーや小物置きなど、様々なインテリアやアート作品を制作する作家も増えてきた。
高円寺に常設店ができるのは初めて。早速M.A.P.で体験できるタフティングワークショップについて紹介していく。
M.A.P.では、自分の持ち込みデザインで作成できる「オリジナルラグ制作」と基本のテンプレートから作成する「まるラグ制作」の2つのコースが体験できる。
オリジナルのイラストやロゴマークなど、自由なデザインのラグを作ることができるコース。毛糸は30種の中から6色まで好きな色を選び、最大40cm角サイズの作品を制作が可能。
初心者向けの「まるラグ制作コース」では、15種のデザインの中から1種のデザインを選ぶ。毛糸は30種の中から4色まで好きな色を選ぶことができる。
今回は「まるラグ制作コース」を体験することに。「スカル」のデザインを選び、まずはプロジェクターを使って布地にデザインを写し書きしていく。
準備ができたら、布地にガンを押し当て、下から上に打ち付けて直線やカーブ線を練習。コツを掴んできたら、ぬり絵をしていくように、ひたすら打ち込んでいく。
ポイントは、縫い目の間隔を均一に打つこと。上手くいくとフワフワのラグになるという。
多少失敗しても、スタッフの方が糸を抜いてくれたり、補修してくれたりとサポートしてくれるので安心して制作することができる。
約2時間ほどで打ち込みは終了。
スタッフの方が裏の処理やバリカンを使って毛並みを整え、ついに完成!
なかなか、かわいく仕上がった
作業に没頭し、程よい疲労感があるが、徐々にデザインが出来上がっていくワクワク感、完成した時の達成感はひとしおだ。
1人ではもちろん、特別な記念日や思い出作りに、友人やパートナーと体験するのも良さそう。
多くの方に、高円寺の「M.A.P」でタフティングを体験してほしい。
高円寺のコーヒー豆専門店「さわやこおふぃ」から仕入れている「 M.A.P.オリジナルブレンド」。酸味とコクのバランスがよく、すっきりとしていて、おいしいコーヒーだった。
M.A.P. (Maniac Artist Port)
〒166-0003 東京都杉並区高円寺南4-22−1
TEL 03-5913-9989
営業時間 11:00 ~ 19:00、水曜定休
タフティングワークショップの詳細、予約はこちらから
https://map-koenji.com/tufting-studio/