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西荻窪の飲食店店主が児童相談所ダイヤル「189」広めるラップ 虐待ニュースきっかけに

自作のラップ「189-イチハヤク」を披露するおうがさん

自作のラップ「189-イチハヤク」を披露するおうがさん

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 児童相談所の直通電話を広めるラップ「189-イチハヤク」を、西荻窪の「ALOHA LOCO CAFE(アロハロコカフェ)」(杉並区西荻北3、TEL 080-4817-3715)の店主が制作し、現在ユーチューブに公開している。

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 189番は児童虐待が疑われる場合や自身が悩んでいる、周囲に悩んでいる人がいる場合に児童相談所に連絡するための全国共通ダイヤルで、電話をかけると近隣の児童相談所につながる。通告・相談は匿名で行うこともでき、内容の秘密は守られる。

 店主のからくりおうがさんは、ラッパーとしても活動。今回、作詞・作曲をしたラップの楽曲と歌詞をユーチューブに公開し、ラッパーや歌手が歌を乗せ利用できるよう曲素材もダウンロードできるようにした。

 ラップを作った経緯について、「自分と同い歳の父が次女と同い歳の娘を虐待したニュースを見て、こんなニュースは二度と聞きたくない、今もどこかで子どもが危険に晒(さら)されているかもしれないと思うと、居ても立っても居られなくなり、リリック(詞)を書いていた。自分の子どもや近所の子ども、そして未来の子どもたちのためにも110番や119番と並ぶぐらい189番をメジャーにしたいと願ってラップにした」と話す。「自分は何もできないと思っている人もSNSなどで拡散することにより子どもたちが救われることを気付いてほしい」と呼び掛ける。

 曲素材のダウンロードは4月25日まで。

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