荻窪で11月6日から「荻窪音楽祭」が開催される。
荻窪の一大音楽イベントとして定着した同イベントは今回で27回目。今年の秋も荻窪がクラシックに染まる。
荻窪駅周辺の29施設を会場に、街のあちこちでクラシック音楽が楽しめる。会場は杉並公会堂大ホールから商店街のカフェまでさまざま。出演は、日本フィルハーモニー交響楽団、天沼教会など多彩な顔ぶれとなっている。
8日の「みらい夢チャリティコンサート」では、南相馬市立原町第一中学校と区内の小中学校4校が共演するステージや、9日の「パパ・ママ・じいじ・ばあば・こども で楽しく聴く・見る・参加するコンサート」では、0歳児から参加できる催しも用意。幅広い年代がクラシックを楽しめる内容となっている。
主催の「クラシック音楽を楽しむ街・荻窪」の会は、荻窪駅前の整備や環境問題など、どうしたら荻窪の街が住みやすくなるのかを住人たちで考え提言をしていこうと生まれた「21世紀の荻窪を考える会」が母体。
同会担当者は「お年寄りや小さな子ども、誰にでも楽しんでもらえるクラシック音楽の演奏を通して文化的遺産を次の世代につなげたい」と話す。
11月9日まで。