阿佐谷にある飲食店型イベントスペース「阿佐ヶ谷ロフトA」(阿佐谷南1)で10月27日、「みんな出てりゃあ\ワッショイ/水野しず祭」が開催された。
杉並区在住のアーティスト水野しずさんを中心に、アーティスト仲間の小長谷明弘さん、正能亜衣子さん、増田ぴろよさんが出演し、総合エンターテインメント・ステージを繰り広げる同イベント。
イベントの前半は狂言「附子(ぶす)」の上演をはじめ、歌とダンス、谷川俊太郎さんの詩や「将来は国語の教科書に載りたい」という詩が朗読された。後半では美大生時代に制作した映像作品を上映後、来場者の人生相談に乗るトークも行われた。最後に、水野さん手製のスケッチブックやシールを進呈する抽選会が行われ、水野さんが表紙を飾った高円寺のタウンマガジン「SHOW-OFF」が参加者に配布された。
来場者はほとんどが20~30代の若者。浦安から駆けつけたという男性は「水野さんはエンターテインメント性が強く、ビジュアルも良いし、絵も文章も才能がある。客を楽しませるというよりもやりたいことをやっていて、それを見ているのが楽しい」と力説する。
新宿から来たという女性は「水野さんとは同世代で、高円寺で個展をやっていたころからのファン。水野さんが店番をしている新宿ゴールデン街のお店に会いに行くことも。今日の水野さんは歌が輝いていて良かった」と話した。
12月にオープン7周年を迎える「阿佐ヶ谷ロフトA」のプロデューサー白井絢介さんは「阿佐谷は爆笑問題の事務所のタイタンや、オードリーの春日さんの家がある街。七夕祭では個性的なハリボテが集まる。異なるジャンルの方々が交わるようなトークイベントをこれからも企画していきたい。」と意気込む。