「まるごと台湾フェア2019」が9月7日にセシオン杉並(杉並区梅里1)で開催される。
中学生の野球交流や東京高円寺阿波おどり台湾公演などで、杉並区が交流を重ねる台湾の魅力を伝えようと企画されたイベントで、台湾映画「星空」の特別上映会を行う。
同作品は、家庭の問題、学校の事、孤独を抱えた少女と少年が、祖父の暮らしていた山小屋を目指すストーリー。「満天の星の下、二人は何を思うのか」と問い掛ける。台湾に「大人の絵本」というジャンルを確立させた、国民的絵本作家ジミー・リャオさんのベストセラーを、俊英トム・リン監督が、そのみずみずしい感性で映画化した。映像美の評価も高く、当日は原作スライド上映と朗読が行われる。
毎年開催している「まるごと台湾フェア」に企画段階から参加する台湾映画を研究している人から推薦があり、作品を決定したという。推薦者は「今年のテーマは彩(いろどり)台湾とし、これまでの映画との違いを意識して絵本から映画化したもので色彩を重視した」と話す。
上映会担当者は「映画の色彩がとてもきれい。絵本が題材だが、大人が見て『家族』というものを感じてほしい。朗読にも注目してほしい」と来場を呼び掛ける。
台湾観光の文化や歴史についての講演会や、展示写真で見る杉並と台湾の交流展、台湾観光案内、台湾雑貨・書籍・台湾映画などの紹介・販売、キッチンカーによる台湾屋台料理、タピオカドリンクの出店、パイナップルケーキ、台湾茶などの特産品の販売なども実施される。
開催時間は、開場13時30分、開演14時、終演16時30分(予定)。全席自由。料金は前売り=500円、当日=700円(高校生以下は各200円引き)。チケット予約締め切りは8月31日。販売予定数に達した場合は受け付けを終了する。当日券は限定販売。