「偏愛マーケット Vol.2」が8月24日、ビーンズ阿佐ヶ谷(杉並区阿佐谷南3)で開催される。
好きなものや強いこだわりを探求し、その研究成果と関連グッズの販売を通し、時に偏った愛を衆目にさらし、面白がってもらおうと企画された同イベント。
「フォント偏愛」では、阿佐ヶ谷に店舗を構えるカフェ「ザグリ」の店主・大谷秀映さんが参加。「美しい・読みやすい・きれい」という基準ではなく、古い明朝体などを好むという。明治期のフォントが詰まった「晴耕雨読傘(せいこううどくかさ)」(4,000円)や、オリジナルフォント「FGプチゴシックフォント」(2,500円)を販売するという。
土器や土偶から見て取れる、原始に生きた人たちの思いを探求した「縄文偏愛」の小林亨さんによる縄文土器や土偶をモチーフにした缶バッジやブローチの販売や上から読んでも下から読んでも同じ言葉になる文章「回文」に取りつかれた「回文偏愛」の赤川広幸さんによる「あなたのお名前で回文を作ります」(500円)、島根県吉賀町(よしかちょう)柿木村(かきのきむら)の書店「音鳴文庫」の八木諒平さんによる凡人が選ぶ凡人のための音選び「凡人偏愛」なども。
「偏愛偏愛」の偏愛買取所のオトカワキエさんは来場者の「偏愛」を聞き、「ご偏礼」という形で現金買取りするという。
担当者は「昨年12月に開催し、好評を博した『偏愛マーケット』の第2弾。売っているのは、愛されたものだけ。偏った愛を面白がるためのイベント。もしかすると自分の偏愛も売れるかも」と話す。
開催時間は16時~20時。入場無料。