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高円寺の蜂蜜店で樋口達也さん個展 熊をテーマに多彩な手法で表現

展示の様子

展示の様子

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 「樋口達也作品展『ノユク』」が11月1日から、吉野純粋蜂蜜店のギャラリー(杉並区高円寺北3)で開催されている。

画家の樋口達也さん

 画家の樋口達也さんが熊をテーマに取り組んだ今回の個展では、水彩画や木版画、張り子、シルクスクリーンと多彩な手法で熊を表現した作品が並ぶ。個展のタイトル「ノユク」は、アイヌ語で「よい熊」の意味。

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 樋口さんは「熊は自分にとって憧れの存在。自分が年を取って体の無理が利かなくなるにつれ、野生の熊の生命力に引きつけられる。造形的にもかわいらしく、他の動物とは違う特別な存在」と話す。

 「熊には人間から見れば凶暴な側面もあるが、肉はそんなに食べないなど、知れば知るほど驚きがある。熊は郷土玩具にも縁起物として登場するなど、生命力の象徴。特にエゾヒグマの大きさやかわいらしさは魅力的」とも。

 樋口さんは現在、宇都宮在住。1990年代終わりから2000年代中頃までを高円寺で過ごし、当時から高円寺での個展を続けている。2014年にはエトアール通り商店会をテーマに、枡野浩一さんら3人の作家が競作した小説「高円寺エトアール物語」(全3巻)のイラストを担当。他に、沼田元氣さん責任編集の雑誌「こけし時代」に「木形子感傷(こけしせんちめんたる)」を連載するなどの活動をしている。

 今回の展示に合わせ、吉野純粋蜂蜜店では樋口さんの熊のイラストのオリジナルボトルに入った国産蜂蜜を販売。「とちのき・しなのき・百花蜜・リンゴ」の4種類で各100グラム(1本1,300円)。

 樋口さんは「今回の展示では技法はこだわりなく、スケッチ的に熊に向き合った。洋服を着せたり、絵本風にかわいくしたりしないのは、野生の熊の魅力の中にかわいらしさがあるから。それを知って追求したい、熊に会いたいという気持ちで作っている」と話す。

 開催時間は12時~20時(最終日は18時まで)。月曜・火曜休廊。入場無料。12月1日まで。

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