南インドカレーとビリヤニ専門店「エリックサウス高円寺ビリヤニセンター」が3月11日、杉並区高円寺南にオープンした。
南インドでよく食べられているという、野菜をふんだんにつかった何種類ものカレーやおかずを米と混ぜながら食べるカレー定食「ミールス」や、インドの香米バスマティライスを使ったスパイシーなインド式パエリヤ「ビリヤニ」をメインに提供する同店。店内は深い緑色の看板と、装飾を施したガラス戸が目を引く。店舗面積は約16坪。席数は29席。
ビリヤニはランチ、ディナー通して提供する。料理を監修する稲田俊介さんは「南インドカレーを提供するスタイルは八重洲や東京ガーデンテラス店と同じだが、高円寺の店舗ではビリヤニに力を入れる」と話す。
ランチのお薦めメニューという「選べるランチカレープレート」は、9種類の日替わりカレーから3種(1,000円・税込)または4種(1,242円・税込)を選んで注文する。ディナータイムは、酒類と合わせられるスパイシーなタパス(300円~)など、おつまみメニューを用意する。稲田さんによると、インドではビリヤニと一緒にコーラを飲む楽しみ方が広がっているといい、高円寺店限定で「瓶コーラカクテル」を提供。ウオッカ、ウイスキー、スパイスウオッカと瓶コーラのセット(各390円、490円、590円)で「ナカ」の酒と「ソト」の瓶コーラを別々に注文することもできる。
初めて本格的な南インド料理のミールスやビリヤニを食べる人には、「気軽なお店なので分からなかったらスタッフに何でも聞いてほしい。メニューは初心者向けから本格的な物まで置いているので、最初は初心者向けから試してみて気に入ったら本格的な物に挑戦してほしい」と呼び掛ける。初心者向けのオリジナルビリヤニはすぐに提供でき、ビリヤニがよく食べられているというハイデラバードの古典的な製法で作る物はオーダーを受けて炊き上げるため提供までに30分ほどかかるという。
稲田さんは「これまでターミナル駅の駅ビルへの出店だったが、街場の路面店で個人経営のような気軽にいろいろなことにチャレンジできるお店を出したかった。高円寺は楽しそうな街。自分の店が終わってからも開いている店が多いので遊びに行きたい」と話す。「食事でも飲みにでも気軽に来店してほしい。そこからスパイスの沼にはまってくれたら」とも。
営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=17時~22時。火曜定休。