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成田東「好味屋のパン買って」 新型コロナ影響でOBらもSNS通じ拡散へ

「好味屋」店頭に掲出されたポスター(写真提供=Kosei Maedaさん)

「好味屋」店頭に掲出されたポスター(写真提供=Kosei Maedaさん)

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 パンとケーキを販売する「好味屋」(成田東1)の店頭に「パンを買ってほしい」と呼び掛けるポスターが掲出され、ツイッターなどSNSで話題を集めている。

 東京メトロ丸ノ内線南阿佐ヶ谷駅近くの成田東に実店舗を構えるが、「現在では都立高校7校の購買でのパン販売が売り上げの8割を占める」(店主の藤村裕二さん)という同店。

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 藤村さんによると、新型コロナウイルス感染拡大予防のため臨時休校要請を受けた高校が休校する間、購買も休業することから、「これはもう助けを借りるしかない」と「拡散希望!!好味屋を助けてください!」と書いたポスターを掲出したという。好味屋が購買に入っている都立高校7校の生徒は臨時休校・春季休業期間中、全商品を対象に好味屋店頭で購入額から2割引き、SNSでポスターを拡散した生徒は3割引きにする。

 藤村さんの妻・京子さんがボランティアで都内の高校の部活でバイオリンを教えていることから、OBの一人Kosei Maedaさんがポスターの写真に「【拡散希望】コロナウイルス感染防止に伴う休校措置によって大変な状況です。東京都杉並区の歴史あるパン屋さんです。高校生の方はもちろん、他の方もぜひ!!拡散してもらえるとうれしいです。 #好味屋 #コロナウイルスに負けるな(原文ママ)」とコメントをつけてツイート。1万8000件を超えるリツイートが寄せられるなど話題となっている。同ツイートを見た高校生や近隣住民、高校OBたちがパンを買いに連日来店しているという。

 藤村さんによると、同店が購買でのパン販売を初めたのは12、3年前。荻窪高校が最初という。現在購買でパンを販売しているのは豊多摩、杉並、新宿、戸山、武蔵丘、富士、中野工業の各高校。購買でも成田東の店頭と同じパンを販売するが、価格は購買の方が少し安くなっているという。サンドイッチなど生の具材が入るパンは購買では販売しない。今回の臨時休校により売り上げの8割を占める販売先がなくなる事態となったが、「SNSでの拡散などによる反響から、本来購買で売れる半分くらいの売り上げにはなっている」と藤村さん。

 「新型コロナウイルスによる(買い控えなどの)影響は店舗の方ではそれほどなかった」とも。「もともとこの業種は一気に売り上げが落ちることはないが、不景気でじりじり落ちてコスト削減など工夫しているところに一気に学校の休校が来た。日本中でうんと困っている人がいる状況。助けてもらおうと声を上げないとみんながつぶれてしまう。5月までこの状況が続くと店舗の継続も厳しくなるが、今回の在校生やOBによる情報の拡散にはとても助けられている。一方で『売名行為だ』などと心無い声を寄せられることもあるが、少しずつみんなで協力し合えたら」と呼び掛ける。

 営業時間は9時~21時(売り切れ次第終了)。木曜定休。

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