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杉並区が新型コロナ対策を講じる文化・芸術活動に助成金

「座・高円寺2」の空席に設置された段ボール人形

「座・高円寺2」の空席に設置された段ボール人形

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 杉並区が6月18日、新型コロナウイルス対策を講じる区内の文化・芸術活動事業に対して、経費の一部を助成する「杉並区新しい芸術鑑賞様式助成金」の呼び掛けを始めた。

「コロナ収束を願うコンサート」の模様

 6月18日から10月31日までに区内で行われる音楽、演劇、舞踊、美術、映像または伝統芸能などの文化・芸術活動事業が対象。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、国の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」や東京都の「新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップ」などに沿って、3密対策やアルコール消毒、マスク着用、検温など区民が安心して芸術鑑賞できる環境を整える事業であることが主な要件となる。オンラインで行う事業も対象となる。

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 同助成金の対象となる事業例は、「座席間隔を空けるなど観客数を減らしての公演」「ライブや演劇、展示のオンライン配信(区内の会場を利用した場合のみ)」など。

 助成対象者は、2019年4月1日から2020年6月17日の対象期間内に開催場所を問わず公演や展示など一般来場者が広く鑑賞することができる文化・芸術活動の実績がある杉並区民の個人または団体。区民以外の場合は同期間内に杉並区内で文化・芸術活動の実績がある個人または団体。助成上限額は1事業30万円。助成率は10/10で300件の事業の助成を予定している。申請受け付けは7月31日まで。

 杉並区内では緊急事態宣言の解除後、公共施設でのソーシャルディスタンスを保った公演が徐々に始まっている。6月18日・19日は、日本フィルハーモニー交響楽団、杉並区、杉並公会堂が協力して「コロナ収束を願うコンサート」を杉並公会堂(杉並区上荻1)大ホールで行った。1190席に対して各公演100人までの観客を区民から公募し無料招待。当日の演奏をユーチューブの杉並区公式チャンネルで公開している。座・高円寺(高円寺北2)では6月28日の公演「高円寺特選演芸会」で一席おきに空席を設けて公演を行い、「舞台上からは(見た目が)ちょっとさびしい」として子どもたちと職員で作った段ボール人形を空席に設置した。今後の公演でも活用するという。

 杉並区が発行する文化・芸術情報誌「コミュかる」は5月号を休刊し、6月25日に特別号を発行した。座・高円寺の公演に関わる劇作家・演出家の渡辺えりさん、阿佐谷ジャズストリートに出演するジャズピアニストの山下洋輔さんらの新型コロナの文化・芸術事業への影響を踏まえた区民へのコメントを掲載している。

 文化・交流課の担当者は「イベントの開催について厳しい状況が続いているが、事業の再開に助成金を活用してもらいたい」と呼び掛ける。

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