西荻窪駅南口の「信愛書店en=gawa」(杉並区西荻南2 TEL 03-3333-4961)で12月4日、トークイベント「ヘイト・スピーチに抗する人びと」が開かれる。
同イベントは『ヘイト・スピーチに抗する人びと』(新日本出版社)の刊行を記念したもので、西荻窪で60年以上にわたり「町の本屋」として親しまれてきた信愛書店が、ギャラリーやコミュニティースペースを併設する「信愛書店en=gawa」としてリニューアル後、初の企画となる。
当日は、同書籍の著者・神原元さんのほかに、『「在日特権」の虚構』(河出書房新社)などの著作がある野間易通さんらが登壇する。
人権派弁護士として知られる神原さんは、新大久保などで繰り返された「ヘイトスピーチ・デモ」に抗議する「カウンター」の一員としても活動。神原さんによると、法曹人として、警察などの行政に対して、カウンター行動への過剰な警備などにも異議を唱(とな)えてきたという。
神原さんは、これまでのカウンター行動を振り返り、差別禁止法などによってヘイトスピーチを規制する必要性を訴えるため同書を執筆したという。当日は、同編集人の森幸子さんが司会を務め、12月10日発売の同書籍を先行発売する。
街頭で叫ばれるヘイトスピーチのみならず、「嫌韓」など排外主義的な書籍が書店の店頭にあふれる現状をも視野に、「しばき隊」(現CRAC)創設者でもある野間さんとの対談を行う内容となっている。
18時30分開演。入場料は1000円。