ポータルサイト「高円寺百貨店」と早稲田大学学生らが2月15日、「高円寺フードロスゼロ プロジェクト」を始動した。
高円寺の飲食店からフードロスを無くすことを目指すプロジェクトで、インスタグラムの「高円寺フードロスゼロ(@koenji_foodlosszero)」アカウントを賛同店で共有し、ストーリーズを活用して各店がレスキューしてほしい弁当、総菜、食材などの情報を発信する。
きっかけについて早稲田大学の小泉勇輔さんは「アルバイト先でお弁当が売れ残ってしまうことがあり、どうにかできないかと同学の伊豫隅(いよずみ)春乃さん、木元葉菜さんと話し合いをした。コロナ禍でアルバイトの収入が減っている学生もいるので、そんな友人にも情報を届けられるよう、インスタで発信していこうと決めた」と話す。「ロスで困っている高円寺の飲食店と協力すれば、閲覧者は多方面に広がり、それぞれの店が新規顧客の開拓もできるのでは。24時間で投稿が消えるストーリーズは、ロス情報発信には使い勝手が良い」とも。
現在の賛同店は「山形県飯豊町アンテナショップIIDE」「バールタッチョモ」(以上、杉並区高円寺北2)、「PUNKCATS わがままな奴ら」「レクトサンドカフェ」(以上、高円寺南3)。各店1日2回、ストーリーズへの投稿が可能といい、閉店前のセール情報などの発信にも活用できる。
小泉さんは「飲食店の『困った』を解決でき、お客さんにも良い情報が盛りだくさん。頻繁に更新がない方がもちろん良いのだが、このような時期でもあるので、各店で力を合わせて高円寺からフードロスゼロを目指していければ。そして賛同いただけるお店は仲間入りしてほしい。イベントなども企画していきたい」と話す。