杉並アニメーションミュージアム(杉並区上荻3、TEL 03-3396-1510)で現在、「今 敏 回顧展2014」が開催されている。
同展は2010年に46歳の若さで亡くなったアニメーション監督の今 敏(こんさとし)さんの創作の軌跡を振り返るもの。
今さんはアニメーション映画「パーフェクトブルー」(1998年)で監督デビューし、「千年女優」(2002年)、「東京ゴッドファーザーズ」(2003年)、「パプリカ」(2006年)などを手掛け、そのリアルな描写と洗練された画面作り、虚構と現実が混ざり合う独特な作風でアニメファンだけでなく海外にも強力なインパクトを与えたという。
同展では、今監督の原点でもある漫画家時代の漫画原稿を数多く展示し、その才能がどのようにアニメーションの世界に広がっていったのかを感じられる内容となっている。
そのほか、今監督が使っていた私物やインタビュー映像、アニメ作品なども展示。関連イベントとして今監督へのメッセージコーナーが設置され、来場者がカードにメッセージやイラストを書くことができる。カードはコーナーに展示し、同展終了後に今監督の家族に手渡すという。
開館時間は10時~18時。入場無料。1月25日まで。