「すぎなみ大人塾2021総合コース 『学びカタ・ラボ』」が6月11日、高円寺学園(杉並区高円寺北1)で始まる。
「すぎなみ大人塾」は、「自分の可能性に気付き、ネットワークを深め、みんなで新しい地域づくりをしていこう」と、区民を対象に開講。「放課後のように自由な発想を育む場」に位置付ける。今年は「学び」をテーマに、6月~12月に全7回、毎回講師が変わり「学びのTIPS(役に立つヒントやアドバイス)」を伝授する。
学習支援者で、アソボット代表の伊藤剛さんは「『書を捨てよ、町へ出よう』という本が、劇作家寺山修司氏の著書として有名だが、コロナ禍で町に出ることもままならない。人と会わず家に閉じこもると、不安ばかりが募ってしまう。そんな時にこそ、子どもだけでなく、大人も学びを止めないでほしい。今年は『研究者』からの学びではなく、本や映画、科学や宗教など、人類の優れた知見を発掘し、分かりやすく届けてくれる職業の人たちから学んでいく講座」と話す。
第1回は「本『棚』を編集するということ」と題し、ブックディレクターで編集者の山口博之さんが登壇。そのほか映画バイヤーでプロデューサーの関根健次さんが講師となる回も。12月の最終回では、上映回とトークでディスカッションを予定する。
杉並区立社会教育センターの山田しづかさんは「すぎなみ大人塾は、世代や立場を超えた方たち『学びの場』。多様な講師から話しを聞き、『学ぶ』ことについて考える2時間となればと」参加を呼び掛ける。
開講時間は19時~21時。受講無料。区内在住者対象で、定員は30人。申し込みはメールで受け付ける。締め切りは今月23日。新型コロナ感染症対策を行った上、会場で対面実施を予定するが、状況によりオンライン実施や中止の場合あり。