高円寺のあづま通り商店街に「もつ鍋 くらら」(杉並区高円寺北2、TEL 03-3336-2342)が4月、移転オープンした。
JR高円寺駅の高架下にある飲食街で2005(平成17)年から営業している同店。コロナ禍でのディスタンスが取りづらかった前店舗から、換気設備とテークアウトカウンターを新たに備える店舗へ移転した。4人掛けテーブル席が4つ、(テラスと半個室含む)、カウンターは7席。
屋号は、「和ダイニング」をうたう前店で人気だったというモツ鍋を主力に「もつ鍋 くらら」と改称。店主の新井秋夫さんの出身地・埼玉県秩父市の無農薬野菜を使う一品料理なども楽しめる。これまでは裏方で秋夫さんを支えてきた妻のかおりさんも店に立ち、SNSなどを利用した広報なども積極的に行っていく。
秋夫さんは「元々移転を考えていたときにコロナ禍を受け、今こそ広く、換気ができる店に移転をするタイミングだと思い決意した。店は以前の倍ほど広くなり、テラス席や半個室もある。時代に合った店舗に出合うことができた」と話す。
メニューは、「くらら名物 国産『牛もつ鍋』」(店内価格=1人前1,320円)。鶏ガラや豚骨、野菜を煮込みダシをとったスープにキャベツやニラ、にんにくなどの野菜が乗る。シメには沖縄そばを用意。「太麺でもちもちの沖縄そばはスープとよく絡み、おいしい」とかおりさん。秩父の特産「しゃくしな漬け」のほか、秩父から直送する旬の山菜や野菜を使う一品料理、もつ鍋、もつカレーはテークアウトにも対応する。
秋夫さんは「店は広くなったが、アットホームな雰囲気は変えずに営業していくので、気軽に来店してほしい。モツ鍋は一度食べていただければ、とりこになってもらえるはず。高円寺のモツ鍋屋といえば『くらら』と言ってもらえるように頑張っていきたい。テークアウトも積極的に行っているので、ご家庭でも楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。
営業時間は17時~20時(現在は政府の時短要請に応じた閉店時間で営業。要請解除後、変更予定)。月曜・火曜定休。