高円寺体育館(杉並区高円寺南2)で7月6日、東京2020オリンピック競技大会出場する、ボクシング・ウズベキスタン選手団がトレーニングを開始した。都内初の事前キャンプ実施となった。
杉並区では、ウズベキスタン・パキスタン・イタリアの3カ国がオリンピックの事前キャンプを実施する予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響により、パキスタンは事前キャンプを中止、イタリアは調整中という状況になっている。
ウズベキスタン選手団は5日、成田空港から入国。選手やスタッフら全46人は、新型コロナウイルスの陰性確認後、滞在先となる区外のホテルに向かった。
6日15時ごろ、事前キャンプ会場の高円寺体育館に到着した選手団は、館内のボクシングリング前で記念写真を撮影。撮影後、監督を中心に10分ほどのミーティングを開き、トレーニングを始めた。ウオーミングアップのため、ランニングやダッシュを行った後、2人1組でシャドーボクシングなどのメニューを17時ごろまで実施した。
7日、田中良区長が表敬訪問。田中区長は「お越しいただいて大変うれしく思っている。皆さんがベストコンディションを保てるよう全力でサポートするので、何かあったら言ってほしい」と選手団に最大限のバックアップを行うことを誓った。チームリーダーのTamila Sarikhanova(タミラ・サリカノワ)さんは「金メダルを取って、杉並区の方々に良い知らせをできるように頑張りたい」と意気込みを語った。
選手団は21日まで同館で練習を行い、24日に始まる大会に臨む。