杉並区が7月13日、新しい土産菓子「なみすけのすぎぱん」の完成を発表した。
「杉並区における東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた区民懇談会」が実施した「新しいお土産のアイデア募集」に応募の27作品から最優秀賞に選ばれた「SUGIPAN(スギパン)」を商品化した。
区民懇談会は2016(平成28年)に発足。町会連合会や商店会連合会、区内主要団体の代表者や公募で募った区民ら約30人が、東京2020大会終了後の杉並区に残すべきレガシー(遺産)について議論し、その実現に向け取り組んできた。
「SUGIPAN」が選ばれてから、形・素材・商品名の検討や試食会などが行われた。仕様は、幹が円すい形のフィナンシェで、葉が抹茶パウダーの入ったホワイトチョコレート。高さは約7センチ。「杉の木」をイメージしたという。
区民懇談会が設けた「『地域活性』事業実行委員会」の担当者は「杉並区の名前にある杉を形と色で表現した。多くの人に区の新しいお土産として末永く親しんでもらいたい」と話す。
今後は、区内でオリンピック事前キャンプを行っているウズベキスタン選手団に贈るほか、大会後にはイベントなどで試食会を行い、区民や区外の観光客が購入できるように区内の店やインターネット上でも販売する予定という。