西荻窪の「こけし屋」(杉並区西荻南3)「バンケットルーム(2階)」で、トークイベント「西荻窪・わが街土産物発表会」が10月17日、開かれる。主催は「わが街プロジェクト」
「土産」がその街や土地とのどのような関係性があるか、西荻窪にゆかりのある作家の角田光代さんと「古典酒場」編集長の倉嶋紀和子さんがトーク。オンライン配信も行う。
「わが街プロジェクト」は、高円寺の「コクテイル書房」狩野俊さん、「串焼き処ディズ」(以上、高円寺北3)石塚卓司さん、今回トークを行う倉嶋さんがメンバーとして、各地の新土産を作るプロジェクト。
きっかけについて狩野さんは「土産物とは『知人や縁者に配る目的で、旅行先などで置き求める、その土地にちなんだ品物のこと』と物の本にはある。手にすることで、その土地に住む人の顔が見えてくるような工芸品。初めての味に驚きながらも、遠い地の食の好みや気候や風土を想像し、味わう食べ物。こういう物こそ『土地にちなんだ品物』と言えるのではないかと思っている。こんな時代だからこそ、しっかり愛情を込めた土産物を作り出すために、プロジェクトを立ち上げた」と話す。
イベントでは「西荻窪」の昔の写真や資料を見ながら、西荻窪の歴史を振り返り、土産物について考える。そのほかプロジェクトメンバーが試作した新土産を用意し、実食も行う。オンライン参加者にも届ける。
狩野さんは「今回は西荻窪にスポットを当てたイベント。今後は中央線沿線をはじめ、全国の新土産を作っていきたい。西荻窪が好きな方、土産物が好きな方に参加いただければ」と呼び掛ける
開催時間は16時~17時30分。参加費は4,000円(オンラインは1,500円)。チケットは「PassMarket」で販売中。