民間学童「アフタースクールくがやまキッズ」(杉並区久我山3)が6月6日、イタリア・フィレンツェの小学校「ジュセッペ・モンタルト学園」と「第2回文化交流会」をオンラインで開いた。
イタリアの小学生らが、文化を紹介するプログラムで開催され、日本からは30人、イタリアから20人の子どもが参加した。
開催のきっかけについて同施設の野上美希さんは「新型コロナウィルス蔓延防止の措置により子どもたちの行動は制限され、幅広い体験の機会が減っている。交流は、モンタルト学園から日本の子どもたちと交流したいと声かけがあり実現した。世界のつながりを肌で感じてほしく、定期的に交流会を実施している」と話す。
交流会では、イタリアの歌をイタリア語と日本語で合唱。その後は、祭りに関するクイズや国民食のピザやパスタの紹介動画を鑑賞。最後にはイタリア発祥のスイーツ「グラニータ」の料理体験を両国同時進行で行った。
野上さんは「英語は授業や習い事でも聞く機会があるが、イタリア語はほとんどの子どもたちにとって未知の言語。同様に日本語がわかるイタリア人も少ない。どちらにも通訳はいたが、子どもたちは豊かに交流することができた。イタリアの子どもたちは陽気で、気質の違い感いも感じることができた」と感想を話し、「子どもの頃からさまざまな国と文化を通じて分かり合う機会を持つことで、世界平和にもつながると感じている。自国の文化の良さを互いに再確認し、認め合うことで子どもたちのグローバルでの視野を広げられたら」とも。