高円寺の明石スタジオ(杉並区高円寺南4、TEL 03-3316-0400)で12月23日、コメディー劇団「ニュートンズ」が第2回公演「気の毒な七面鳥」を行った。
今年9月23日に旗揚げし、高円寺を中心に活動する同劇団。俳優のほか、現代アート作家やシンガー・ソングライターなどさまざまなメンバーが在籍しており、数カ月に一度のペースで連続ショートコメディーを公演している。
2回目となった同公演では、クリスマスや現代的な人間関係などを題材に、切れ味の良い展開やシュールな落ちで観客の笑いを誘った。公演後には同劇団の宣伝キャラクター「ドブちゃん」も会場に現れた。
主宰の吉田吏志さんは21歳で憧れだったテレビの放送作家として活躍し、ゴールデン番組を手がけるなどの成功をおさめたが、多忙やストレスから挫折した経験を持つという。
「仕事で連日徹夜のなか3時間だけ帰る時間ができたのに、高円寺中の神社をまわって大吉が出るまでおみくじを引き続けたことがある。あの頃はどうかしていた」と吉田さんは振り返る。
その後、浅草のストリップ劇場などで働きながら仲間を集め、やっとの思いで結成したのが「ニュートンズ」だという。「面白いか、面白くないかは実際に見てもらわないとわからない。どんなきっかけでもいいので、まずは一度足を運んでいただければ」と呼び掛ける。
次回の公演は来年4月29日の予定。