「荻窪焼肉 さく」（杉並区上荻1、TEL 03-6915-1129）が3月16日、オープンから2周年を迎える。

片面3.9秒ずつ焼く「炙りロース」

　荻窪銀座商店街に2021年オープンした焼き肉店で、店主の戸部州作さんが地域やブランドに縛られずに選んだA5国産牛を提供。店舗面積は約43平方メートル。席数は24席で、カウンターやテーブル席、小上がりも用意する。

　戸部さんは、20代前半に飲食事業を展開する「グローバルダイニング」に勤めた。その後、国分寺の焼き肉店「山水」で17年修業を積み、学生時代から親しみがあった中央線沿線で物件を探し、駅近で、近隣に地域密着の店が多いことから、現在の場所に出店を決めた。

　2周年を迎え、戸部さんは「コロナ禍でのオープンだったので、緊急事態宣言や営業時間の短縮など、最初の1年は思うように営業できず苦しかった。外食を自粛する方も多く、店が周知されるまでの時間も想定より長く感じた。それでも、休業せず、1日1組でも来てくれたお客さまと真剣に向き合ってきたので、今があると思っている」と振り返る。

　名物は、店名「さく」にちなみ片面3.9秒ずつ焼き上げる「炙（あぶ）りロース」（1,210円）、「厚切りタン塩」（2,380円）など。

　「地域の方の温かさを、この2年間ずっと感じている。オープン当初から足しげく通ってくださる方もいて、励ましの声もたくさん頂き、感謝の気持ちでいっぱい。これからも、ただ『うまい』にこだわった肉を提供し、お客さまの笑顔をつくっていきたい。まだまだ成長途中だが、地域の皆さまに愛される店となれるよう、頑張っていきたい」と意気込む。

　3月16日～19日は周年記念イベントを開き、ドリンクの割引や外れなしのくじ引きを行う。

　営業時間は、12時～14時30分（土曜・日曜・祝日のみ）、17時～23時。