杉並サイエンスラボ「IMAGINUS(イマジナス)」が10月7日、旧杉並第四小学校跡地(杉並区高円寺北2)にオープンした。
「未来をつくる杉並サイエンスラボ」をコンセプトに、サイエンスショーの披露や、展示室、UVプリンターや3Dプリンターを備える「ものづくりラボ」、グッズショップやカフェなどが集積する。施設名称の「IMAGINUS」は「IMAGINE(想像する)」と「US(私たち)」から成る造語で、「SUGINAMI(スギナミ)」の文字の組み替えでもあるという。
7日、オープンに先立ち開いたオープニングセレモニーには、近隣住民などを招いた。体育館跡地で催したステージはサイエンスショー形式で、空気砲の実験や、ドライアイスの煙の噴出パフォーマンスなどを披露。会場は大きな歓声と拍手に包まれた。
オープン時間の13時には、サイエンスショーが楽しめる科学体験ラボのチケットは完売。館内は多くの来場者でにぎわった。
施設を運営するコングレの広報担当者は「杉並区から旧杉四小跡地活用の『次世代型科学教育の新たな拠点等の整備・運営事業者』に選定され、官民一体の共同プロジェクトを開始した。科学は世界の仕組みを理解する入り口。楽しい体験を通じて科学への興味を呼び起こす場所を目指している」と話す。
敷地内や施設への入館は無料。科学体験ラボの料金は、大人=1,500円、中高生=1,300円、4歳~小学生=1,000円。有料のワークショプや実験体験なども企画する。