杉並区が4月5日、「令和6年台湾東部地震災害義援金」の募集を開始した。
4月3日午前に台湾東部沖を震源とするマグニチュード7.7を記録する地震が発生し、多くの建物が倒壊した。現地では余震が断続的に続くという。
杉並区と台湾は、2011(平成23)年に開催された中学生の親善野球大会をきっかけに、「東京高円寺阿波おどり台湾公演」の開催や、展示や食を通じて台湾の歴史や文化を紹介する「まるごと台湾フェア」など、さまざまな分野で交流を続けている。コロナ下には、台湾からマスクや防護服の寄贈があった。
杉並区区民生活部文化・交流課の担当者は「交流を深めてきた台湾の人々が、一日も早く元の暮らしを取り戻せるように支援してほしい」と呼びかける。
募金箱は杉並区役所1階ロビーに設置。26日まで。義援金は台北駐日経済文化代表処(港区)に届ける。