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荻窪「らーめんはなや」、40年の歴史に幕 閉店前に行列

閉店を聞き行列が絶えない「らーめん はなや」

閉店を聞き行列が絶えない「らーめん はなや」

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 荻窪駅西口近くで約40年にわたり営業してきたラーメン店「荻窪らーめん はなや」(杉並区上荻1)が8月13日、閉店する。

閉店を知らせる張り紙

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 人員不足を理由に営業終了を決めた。同店は、タウンセブン1階の一角、赤いのれんが目印。浅草「開化楼」の特製麺を使ったラーメンをはじめ、スタミナらーめん、酸辣湯麺などさまざまなメニューを提供してきた。チャーハンや中華丼、レバニラ炒めなどの一品料理もそろえ、ランチから夜の「ちょい飲み」まで幅広く利用されてきた。

 店内はカウンターとテーブル席を備え、休日にはファミリー層の利用も多かった。長年通う常連客たちは「言葉にならないほど寂しい気持ち」「いつも変わらない味と温かな雰囲気で迎えてくれた。荻窪にとって、私にとっても特別なファミリーレストランだった」「荻窪での飲食の楽しみが激減するのは確かだと思う」と閉店を惜しむ。

 同店スタッフは「閉店が決まってから、通常の何倍ものお客さまがいらっしゃってくれている。はなやを愛してくれている方がこんなに居たのかと実感している。このような形でお別れのあいさつをしなければならないことが残念でならない。コロナによる営業自粛や昨今の物価高など、厳しい状況を乗り越えられたのは、通い続けてくれた常連のお客さまのおかげ。本当にありがとうございました」と話す。

 13日は23時30分まで営業する予定。

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