「手話のまち 東京国際ろう芸術祭2025」が11月6日、座・高円寺(杉並区高円寺北2)で始まった。
世界15カ国以上から集まる映画・演劇・展示など48プログラムのほか、高円寺の店舗を巡る参加型「手話のカードラリー」も展開する。地域と芸術、健聴者とろう者、難聴者の交流を目的とする。
期間中、座・高円寺のエントランスでは「手話の市」と題したマルシェを開催。ハンドメード作品やワークショップ、キッチンカーによる飲食販売など4日間で約40店が日替わりで出店する。出店者はいずれも手話でのコミュニケーションが可能で、「食べる・見る・触る」の体験を通じて手話に親しめる場としている。
手話の市の運営で、手話関連の出版や染め物ワークショプを行う「せかいはことば」代表のもりやままなみさんは「手話や筆談、ジェスチャーを通して出会うマルシェ。誰でも気軽に遊びに来て、コミュニケーションを楽しんでほしい」と話す。
手話の市の開催時間は11時~19時(テント出店は16時まで、キッチンカーは11時~14時、17時~19時)。同芸術祭は今月9日まで。