西荻窪で6月3日から、「KOKESHI EXPO(こけしエキスポ)」が開催される。
「伝統に知る」「古きに知る」「新しきに知る」の3つの「知る」をテーマに、東北のこけしをフィーチャーしたイベントを西荻窪にある4店を会場に開くこけしエキスポは今回が初めて。
著書「kokeshi book」で昨今のこけしファンの注目を集めたグラフィックデザインユニット「COCHAE」の軸原ヨウスケさん、西荻イトチの店主・伊藤ちえさんらを中心に、「かわいいだけではないこけしの魅力」に迫る。会期中、各会場で東北のこけしにまつわるさまざまなイベントを展開する。
紅茶と郷土玩具の店「西荻イトチ」(杉並区西荻北2)では、うつくしこけし展を開き、現役のこけし工人(こうじん=作家)の新作販売も行うほか、人気こけし工人の今晃さんの作品をテーマにトークイベントを行う。
「ビリヤード山崎」(杉並区西荻北3)では記録映画「奥会津の木地師」上映のほか、仙台のこけし工人・佐藤康広さんとイラストレーターでこけし旅行家の樋口達也さんによるトークイベントを開く。
古書店「にわとり文庫」(杉並区西荻南3)では中古こけしの販売、ギャラリー&書店「ウレシカ」(杉並区西荻北2)では絵付けこけしの販売やこけしをモチーフにした雑貨や書籍販売、こけしに造詣の深いイラストレーター・杉浦さやかさんによるミニこけし絵つけワークショップなどを開く。
「西荻案内所」(杉並区西荻北3)では会期中、「西荻こけし案内所」を開設し、こけし好きが選ぶ面白こけしなどの展示を行うほか、「KOKESHIEN!(こけしえん)」の中古こけし販売を通じ、売り上げ金を東日本大震災被災地への義援金に充てる。
イベントの詳細は、「西荻イトチ」ホームページでも確認できる。6月28日まで。