杉並第八小学校の(高円寺南2)の6年生や保護者が7月21日、「東京高円寺阿波(あわ)おどり」に向けて、杉並区に町の美化への協力を要請した。
「東京高円寺阿波おどり」で大量発生するごみ問題を解決しようと、同校の生徒がごみの管理について会場周辺の飲食店でチラシやポスターで案内するほか、飲食店が集中する高円寺駅南西部に事業系のごみ回収を祭り翌日に行うよう要請。田中良区長は協力を快諾した。
東京を代表する夏の風物詩の一つとなった「東京高円寺阿波おどり」は1万人の踊り手と100万人の観客が見込まれている。街が賑(にぎ)わうと同時に大量のごみが発生しカラスが群がるなどごみ問題が課題となる。
今回要請したのは、阿波おどりのメーン舞台となる高南通り近くにある杉並第八小学校の生徒たち。多くの子どもたちが家族2・3代にわたって、阿波おどりの連(れん)のメンバーとして活躍しており、子どもたちにとっても阿波おどりは身近で愛すべき存在だ。
子どもたちは田中区長が協力を快諾したことで安堵(あんど)の表情を見せ、1カ月後に迫った祭りが「ますます楽しみになった」と話していた。
「東京高円寺阿波おどり」は8月29日~30日、17時~20時。