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荻窪「あゆみBOOKS」、旧店名「文禄堂」として刷新 3輪EVの移動書店も導入

リニューアルした文禄堂は広い入り口が特徴

リニューアルした文禄堂は広い入り口が特徴

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 あゆみBOOKS荻窪店(杉並区荻窪5、TEL 03-3392-2271)が12月、「文禄(ぶんろく)堂荻窪店」とリニューアルオープンし、「3輪電気自動車」に本棚を搭載したワゴン「エレクトライク」を導入した。

3輪EVを利用した移動書店として人に会いに行く本屋を実現する

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 南荻窪の住宅街と公園を商圏に持つ同店は「人が集まる、人に会いに行く」をコンセプトにリニューアル。店の入り口を最大約4メートル開くようにし、新設した雑貨売り場には温かみのある照明や什器にこだわり、本だけでなくさまざまな商品を提案する。

 3輪電気自動車の「エレクトライク」は約400冊の書籍や雑誌を搭載し「会いに行く本屋」「走る本棚」として機能させるという。平常時は店内で書棚として使い、野外イベントなどでは出張販売を行い、人と本との接点を広げて行く試みだ。

 旧店名の「あゆみBOOKS」は江戸から明治へ時代が変わるころ、日本橋東中通に店を構えた「文禄堂」が始まり。小説、戯作(げさく)、川柳に凝り、自ら筆を執った主人・京藁兵衛が商った同店は、谷崎潤一郎の作品にも登場し、当時の文人たちに愛される書店だったという。時が移り変わる中で名を改め、「あゆみBOOKS」として営業。現在は再び「文禄堂」としてスタートを切った。

 同車は代々木公園(渋谷区)で1月23日に行われたオーガニックとエコロジーのイベント「earth garden」に初出動し会場を盛り上げた。今後も都内を中心に野外イベントに登場する。

 営業時間は9時~翌1時(日曜・祝日は10時~24時)。

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